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「もみじ台」の復活にかける思いを今!意見募集は2024年1月末まで【札幌市厚別区】

05交通機関・公共施設・病院・学校など
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白い団地と青空とのコントラストが美しい「もみじ台団地」(2024年1月撮影)

今、札幌市厚別区の「もみじ台」エリアが生まれ変わろうとしています。札幌市では、小中学校や市営住宅など土地利用の再編、民間活力の導入などを目指す「もみじ台地域まちづくり指針」の素案に対する市民の意見を募集しています。(2024.01.08記)

今、もみじ台が再始動するための議論が進んでいる

2023年3月下旬撮影

皆さんが、今の「もみじ台」に抱くイメージって、どんなでしょう?

人影の無い公園、更地になった校舎、シャッターが降りたままの商店街、バス停には杖をついたお年寄り・・・

だからこそ、なんとかしなければいけないと、地域も行政も動き始めたのです。

このときに、厚別区に住む皆さん、もみじ台に所縁のある方などが、この動きに興味を持ち、一緒になって「もみじ台」エリアの将来展望を作り上げていくことが大切ではないでしょうか。

札幌市では、2024年1月31日まで、「もみじ台地域まちづくり指針」の素案に対する市民の意見を募集しています。このことについては後段で説明しますので、ぜひ最後までお読みください。

こんな指針案が示されている~「もみじ台」の将来像

もみじ台地区では、児童生徒の減少による小中学校の統合が進んでいます。また、老朽化と空室が目立つ市営住宅の再編により新たな土地が生まれます。これらの土地の利用方法を再考しながら、新しい「もみじ台」の姿を作り上げていこうというのが、「もみじ台地域まちづくり指針」策定を目指す主な趣旨です。

新札幌に近接する「活力・共生エリア」では、多様な暮らし方に対応することで多様な世代の流入を目指し、「にぎわい・交流エリア」では、もみじ台ショッピングセンターや検討が進んでいる義務教育学校を中心とした拠点としての機能を強化、そして南側の「安心・快適な居住エリア」は現在も閑静な住宅街ですが、同時に利便性の向上も図っていこう、というコンセプトが示されています。

リンク:もみじ台地域まちづくり指針(案)<概要版>

リンク:もみじ台地域まちづくり指針(案)<本書版>

「もみじ台地域まちづくり指針(案)」の注目ポイント

目標2-(7)周辺地域との連携~新さっぽろやテクノパークなど周辺との連携

テクノパークの案内会版(2020年撮影)

本書版では、目標2-(7)」に、「新さっぽろと近接していることを生かした取組や、IT・バイオ産業の研究開発拠点であるテクノパークの企業及び周辺の教育機関とのつながり・交流促進など、周辺地域との連携強化を目指します。」と書かれています。

筆者の小さな頭で考えると、大学の授業・研究、ITを活用した企業の実証実験等の場としてもみじ台を活用することでお年寄りの生活環境向上につながらないかなとか、この文章の中に、新札幌に集積した医療機関との連携を盛り込むことができないか、などと考えたりもします。

隣町江別市の大麻銀座商店街のように、小さな社会実験を繰り返したり、若者の活動を積極的に受け入れることで、商店街が息を吹き返している例もあるので、大学との連携は重要に思います。

また、目標3の住環境関係の記述の中に、「取り組みの方向性(12)先端技術の活用」と書かれていることにも企業との連携は関連しそうです。

4-1「土地利用の基本方針」~民間活力の導入、土地利用計画制度の運用

もみじ台南の「パーク商店街」2022年7月撮影

4-1土地利用の基本方針①市営住宅等公共施設の再編に伴い創出される跡地の活用による魅力向上」では、“民間活力の導入”について触れられています。また、「4-1土地利用の基本方針~(3)地域課題に対応した土地利用計画制度の運用」では、用途地域や地区計画の見直しなど、土地利用のルールの適切な運用について触れられています。

「もみじ台地区」では、開発されて以来の厳しい土地利用規制が足かせになっていた側面も指摘されており、令和元年には、都市計画法と建築基準法に基づく「もみじ台団地地区計画」が改正され、兼用住宅の「事務所」、「食堂・喫茶店」などが建築できるように緩和された経緯があります。

筆者個人としては、もっと大胆な緩和も含めて議論を広げていくことも視野に入れると良いのでは、とも考えますが、このような流れが促進されるような「もみじ台地域まちづくり指針」になれば良いなと思います。

4-2公共施設に関する方向性~もみじ台南中学校の跡地活用

2022年10月、解体作業中のもみじ台南中学校の校舎(グラウンド側から撮影)

野幌森林公園に隣接している場所に、「もみじ台南中学校」の閉校・解体により大きな空き地ができました。どのような使い方をすれば、この場所にふさわしく、より魅力的な地域につながるのでしょう。

具体的なアイデアを考えていくと、「4-3土地利用再編イメージ」の修正や追記などをする必要性にも影響してきそうです。

「もみじ台地域まちづくり指針(案)」への意見募集 2024年1月31日まで

もみじ台管理センター(2017年撮影)

前記のように、札幌市では、人口減少・少子高齢化、市営住宅など公共施設の老朽化などの課題に対応するため、「もみじ台地域まちづくり指針」の案を取りまとめました。

この案では、市営住宅や小中学校などを含めて、将来的な土地利用の再編を行うことや、民間活力の導入、周辺企業などとの連携などが描かれています。

市では、「もみじ台地域まちづくり指針」を、より良い計画にしていくため、市民の皆様からの意見を募集(パブリックコメント)しています。

パブリックコメントとは

パブリックコメントとは、行政機関が政策・条例・計画などを決めようとする際に、事前に広く一般から意見を募る制度のことです。

ほとんどの場合、別途適切なプロセスを経て(審議会、議会報告、市民会議など)基本的な政策がある程度固まった時点で実施されることが多く、この時点で“そもそも論”を持ち出しても全体がひっくり返ることは難しいものです。

意見を述べる際には、示された「素案」のどの部分に対しての意見なのかを明らかにし、具体的な提案やその根拠を示すことが重要です。

単なる批判や不満だけでなく、改善策やその根拠となるデータや事例を提示したり、問題点や改善すべき点を明確に整理してから意見を述べることが効果的です。

【参考リンク】

パブリックコメントとは。行政に目を向けるはじめの1歩に(あしたメディア)

意見募集要項

リンク:意見募集要項(PDF)

募集期間

2023年(令和5年)12月26日(火)~2024年(令和6年)1月31日(水)【必着】

意見の提出方法

郵送、持参、ファクス、電子メール、またはホームページの「ご意見入力フォーム」で受け付けています。電話での受付はしていません。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

詳細リンク:「もみじ台地域まちづくり指針(案)」へのご意見を募集します(パブリックコメント)(札幌市ホームページ)

【関連リンク】

(仮称)もみじ台地域まちづくり指針の策定に向けた取組(札幌市ホームページ)

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