上野幌にあった旧星子牧場のサイロと牛舎が取り壊されていたことが分かりました。(2024.10.06記)
いつ廃業して、いつ解体されたのか「旧星子牧場」
かつて上野幌で酪農を営んでいた星子牧場が、ついに数年前に廃業し、牛舎とサイロも取り壊されていることが分かりました。
筆者自身、この場所に牛舎とサイロが残されていることには気づいていて、2020年には写真にも納めていたのですが、牧場の歴史を調べることもなく、現在に至っておりました。
果たして、「旧星子牧場」は、いつまで酪農を営んでいて、牛舎とサイロはいつ取り壊されたのでしょうか。
「札幌の『しょうご』」さんの投稿で気づいた
そんなとき、あの有名な「札幌の『しょうご』」さんが、エックス(旧ツイッター)に次のような投稿をしていたのを見つけました。
●「札幌の『しょうご』」さんの投稿より
上野幌にあった旧星子牧場。
牛舎とサイロが取り壊されたんだね。
この前、久しぶりに通りがかり気づいた。
ちょっと勿体ない気もするけど仕方ないのかな…
すでに何年も前から牛🐄はいなかったので離農はされていたと思うけど、住宅街に残る貴重な建物だったな。 pic.twitter.com/XZhtJ2q4nD
— 札幌の『しょうご』(たまにYouTube配信してる人) (@shogo_tv_) October 1, 2024
星子牧場の歴史
「札幌建築鑑賞会 公式ブログ」によると、星子牧場は、札幌軟石のサイロとともに1930(昭和5)年に建てられたとのこと。記事が書かれた2017年時点では、「牛舎は現役で今も牛が飼われている」とされていました。
一方、個人ブログ「私の小部屋」の2014年6月に書かれた記事には、敷地内の人物に尋ねたところ、建築年は、「昭和元年」であると聞いたと記載されています。
また、サイロと並んでいる牛舎について「使用を止めてから年月が経っていることがうかがえる保存状態でした」とのこと。
2022年の星子牧場と思われる映像(画像)
この動画では、4分28秒あたりに登場します。「宇納農場もあり、上野幌は酪農の先進地に」という字幕が出ていますが、「星子牧場」の名前は登場しません。
この動画には、「2022年総集編」というタイトルが付けられているので、2022年までは、少なくともこのサイロと牛舎は存在していたのでしょう。
まとめ
結局のところ、牛舎とサイロがいつまで使われていたのか、牛が飼われていたのか、いつ解体されたのか、正確なことは分からずじまいですが、ネット上に情報が少ないこともあり、厚別の歴史記録の一助となれば、との気持ちで、記事させていただきました。
もし、解体時期など情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメント欄にて情報提供くだされば嬉しいです。
なお、敷地内の住宅には、現在も居住中でありますし、私有地でもありますので、許可なく立ち入ることは厳に慎んでくださいますようお願いいたします。
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