世間に疲れた人がひっそりと悟りの境地に浸れる不思議なベンチがキャポ大谷地にあります。(2022.06.02 記)
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柱の陰の場末感
誤解いただきたくないのですが、「キャポ大谷地」に場末感はありません。オシャレでピカピカの商業施設。まず、これだけは念を押しておきます。
さて、場末感を醸しているのは、キャポ大谷地の3階駐車場に2つある出入り口の一方(バスターミナル側)に、ひっそりとベンチそのもののことです。
立派なデザインのエレベーターですが、階段へつづく通路に目をやると・・・
こんなところにベンチが!柱の陰に隠すようにベンチが置かれているのです。このポジション大好き。
ひっそりと置かれている割には、しっかりとしたひじ掛けが付いていて、かなり落ち着けます。
ちょっとだけ柱の陰になっているので、隅っこが好きな方にはうってつけの隠れ家です。
都会につかれたおじさんが場末に見つけた居酒屋のような存在。
心地よい精神世界へ
そう広くない通路ですから、目の前の至近距離を人が通ることも多いでしょう。しかし、ここに座ると、不思議と自分がまるで透明人間になったかのような錯覚に陥るのです。だから、誰が目の前を通過しようとあまり気に留めることもありません。自分は居ないも同然なのですから。
そして気が付くと、場末の居酒屋から場面が転じて山の中のポツンと一軒家で一人たたずむ妄想が巡ります。
社会から自分の存在が忘れ去られ、それがむしろ心地よいと感じる究極の境地。
そんな悟りの精神状態の中で日々のストレスを癒すことができるベンチが、キャポ大谷地にあります。
■ キャポ大谷地
住所 札幌市厚別区大谷地東3丁目3-20
アクセスマップ・地図
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コメント
新札幌じゃなくね?