人はとかく新しいものに目を奪われがちですが、そんなとき、忘れられてしまいそうなものを意識的に探してみると、意外とステキな「発見」があるものです。今回は、大型商業施設オープンの賑わいの近くにあった小さな大衆食堂をリポートします。

車の列が続くジョイフルエーケー大麻店手前の三番通り(厚別通り)
ジョイフルエーケー大麻店オープンで道路は渋滞
2017年3月8日「ジョイフルエーケー大麻店」がオープンしました。厚別区に隣接した江別市大麻地区のとてつもなく広大な敷地。札幌市東区からも良好なアクセスで、この場所に目をつけるなんて、なかなか目ざといものです。
3月3日のプレオープン以降、米里方面と厚別区方面からの車の列が延々とつづき渋滞が発生するなど過熱気味の状態が続いています。
ちなみに、厚別区側からは、「厚別通り」を江別市方面に向かうと、左手に「ビッグハウス大麻店」があり、そこは既に江別市です。ここから「厚別通り」は「三番通り」に名称を変えます。
そこから数百メートル進むと「ジョイフルエーケー」の看板が見えてきます。
大麻扇町商店街を知っていますか
そんな「三番通り」と平行に走る「二番通り」の札幌側の突き当たりに「大麻扇町商店街」があります。

昔懐かしい“アーチ形看板”
まるで遺跡のように残る昭和の商店街で、商店街というよりは“商店街の名残”といったほうがふさわしいかもしれません。
「もう、どのお店も営業していないのかな?」そう思って足を踏み入れると、意外や意外。美容室には店内に比較的若い(お年寄りではないという意味)お客さんの姿。自転車屋さんも営業している様子。
喧騒の裏に見つけたもの
「みずほ」と書かれた車が止まっていました。車両自体は新しく当然現役バリバリのはずです。グイグイ近づいてみました。
そこで見つけた“営業中”の札。「味処みずほ」が営業していました。
無くしたくない味がここにある
年配のご夫婦で切り盛りしているこのお店。地元の皆さんに愛され創業からおよそ30年、この日も予約の配達があったようで、店内に客の姿はないものの厨房でご主人が忙しそうにしていました。
さて、メニュー表は、お店の約30年の歴史の中で厳選されたシンプルな構成。北海道で“みそかつ”も珍しいな、と思いましたが、最近、弁当屋さんで残念な“カツ丼”に出会ったので、リベンジの思いも含めて「かつ重」を注文。
おお!これこれ、これです。やはりカツ丼やかつ重は大衆食堂に限ります。お高いお店は、カツとご飯が分離しているようなケースが多く、玉ねぎが入っていないこともあります。
ご飯の上のカツは、隙間なく敷き詰められており、ペース配分のしやすさが嬉しい。お肉には下味が施されているようで、厚くやわらかです。
ジョイフルエーケー大麻店オープンの賑わいの裏で、お店の奥様は「もう、そろそろかな・・・」なんて弱気なことをおっしゃっていましたが、地元の皆さんのためにも、大衆食堂ファンのためにも、どうかこれからもお元気で長く続けてていただきたいと思いました。
■味処 みずほ
住所 江別市大麻扇町2-6大麻扇町商店街内
電話 011-386-1105
営業時間 12:00~14:00、17:00~19:30
定休日 月曜日
アクセスマップ・地図
※ジョイフルエーケー大麻店から徒歩5~10分程度
【お知らせ】
当ブログの記事が、ブログサイト「江別市民ブロガー.みんな」で紹介されました。
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