
画像出典/札幌の風景
巨大なスクリーンを駐車場に配し、車に乗ったまま映画を楽しめる「ドライブインシアター」なるものが、かつて新札幌に存在しました。(2019.10.10記)
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2019年、元号では令和という新しい時代を迎えるとともに、厚別区は、2019年11月6日に誕生30周年を迎えます。
広報さっぽろや北海道新聞の特集などでも、昭和から平成にかけて振り返る記事を多くみかけます。
当ブログでは、大手メディアが取り上げない出来事などを、不定期で掲載していこうと思います。
1984年「シネ・ファイ新さっぽろピット」オープン
米国では戦前からあった
「ドライブインシアター」は、自動車大国アメリカ合衆国で1930年代に誕生。ヨーロッパでも1960年代に普及したいったといいます。
家族やカップルでドライブに出かけるのがレジャーの主流だった時代、小さな子供が泣いても気にする必要なく、会話を楽しみながらでも映画を楽しめるドライブインシアターが道内初で新札幌に誕生した際には、衝撃的的だったことでしょう。
客は、車のFMラジオを指定する周波数に合わせることで音声を聴くことができます。
新札幌に1984年オープン。2か所に計190台分の規模

画像出典/新札幌グラフィティ
2016年に新札幌の再開発を伝えるHTBのテレビ番組で紹介された際には、札幌公文書館所蔵の写真が紹介され、1984年オープンとの字幕が。施設の名称は「シネ・ファイ新さっぽろピット」だったようです。
インターネットに掲載されている情報によると、新札幌にあったドライブインシアターは、アークシティ北駐車場2F屋上に駐車は120台、サンピアザ立体駐車場7F屋上に駐車は70台の規模だったとか。
情報元:MediaWiki「サンピアザ」
前述のとおりドライブインシアターは、その後衰退し、「シネ・ファイ新さっぽろピット」も閉館します。閉館年は不明でしたが、おそらく1990年代のどこかでしょう。
筆者は札幌市豊平区に住んでおりましたが、そのころ、テレビなどで紹介されていたのを、おぼろげながら記憶しています。
その後、天候に左右されることや、アイドリングストップの推進などから衰退していったとされ、2010年10月に神奈川県大磯町の1か所が閉館したことで、日本国内からは無くなったようです。
映画で言ったらドライブインシアター復活してほしい。見た事ないけど憧れる。新さっぽろに残骸が残ってて、それ見る度に思うわ
— 雷↙→↘↓↙←↘丸 (@denkyu21) March 19, 2019
なんと、今でも痕跡があるというではありませんか!さっそく現地を確認したところ、施設の壁に大きな四角い跡が残っていました。
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