札幌市厚別区は、2019年(平成31年)11月6日に誕生30周年を迎えます。(2019.01.11記)
厚別区が誕生したのは、1989年(平成元年)、札幌市白石区から分区する形で生まれました。面積は24.38平方キロメートルで札幌市10区の中では最も面積が小さい区です。
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札幌の副都心としての発展
厚別区誕生とともに目覚ましい変化を遂げた背景にあったのは、何といってもこのエリアが札幌市の副都心として位置づけられた開発です。
厚別区誕生からさかのぼること17年前の1972年(昭和47年)に、札幌市が政令指定都市に移行し、行政区制が施行される白石区が誕生、この年「厚別副都心開発基本構想」が策定され、これが現在の新札幌エリア発展の原点となります。
1977年(昭和52年)には、サンピアザショッピングセンターがオープン、1980年代~1990年代にかけて水族館、科学館、ホテル、商業ビル等が開設され、文字通り副都心が形成されていきました。
北海道開拓の歴史をも語り継ぎながら
同時に、1970年(昭和45年)に完成した北海道百年記念塔の周辺に北海道開拓記念館(1971年オープン、現在の北海道博物館)や北海道開拓の村(1983年オープン)が整備されており、厚別区は、北海道開拓の歴史を語りづぎながら、副都心としての新たな発展を望む希望の区としてこの30年を歩んできました。
再開発で新たなステージへ
厚別区誕生30周年となる2019年(平成31年)には、2015年(平成27年)に策定された「新さっぽろ駅周辺地区まちづくり計画」に基づく新たな大規模開発が着工される予定。
大学や医療機関が集積し、多様な世代が豊かに暮らすことができる厚別区の新しい姿が次第に見えてくることでしょう。
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厚別区誕生30周年記念事業に向けて
札幌市厚別区では、「厚別区誕生30周年」記念事業を実施するために「厚別区誕生30周年記念事業検討委員会」を設置し、行政だけではなく地域も主体となった記念事業の検討、全体スケジュールの調整等を進めています。
厚別区公式サイトでは、「厚別区誕生30周年特設ページ」を設けて、30周年の取り組みやイベント情報などを随時紹介していくとのことです。
これを機会に、経済界の自主的な取り組みや、ネット民たちの自由な情報発信活動が活発化し、厚別区がいっそう楽しく豊かな地域になることを期待したいですね。
厚別区30年のあゆみ
1989 H元 |
白石区から分区し、厚別区が誕生。 |
上野幌西小学校・上野幌中学校開校 | |
1990 H2 |
「デュオ-1」オープン、新札幌バスターミナル開設 |
「新さっぽろアークシティホテル」オープン | |
「札幌社会保険総合病院」(現在の札幌北辰病院)移転新築 | |
厚別通小学校開校 | |
1992 H4 |
「デュオ-2」オープン |
上野幌東小学校開校 | |
1993 H5 |
厚別西地区センター開館、厚別東小学校開校、森林公園交番開設 |
1994 H6 |
厚別南地区センター |
1996 H8 |
札幌市厚別区土木センター開設、上野幌交番開設 |
現在のマックスバリュ厚別店オープン(当時は札幌フードセンター) | |
「ふれあい広場あつべつ」オープン、 「新さっぽろパレスホテル」(現ホテルエミシア札幌)オープン |
|
「コンサドーレ札幌」が厚別公園競技場をホームスタジアムとして誕生 | |
2000 H12 |
マックスバリュ厚別東店オープン |
2001 H13 |
厚別警察署開設 |
2002 H14 |
厚別清掃工場が稼動停止 |
2004 H16 |
厚別温水プールが移転オープン |
2009 H21 |
札幌市リユースプラザ開設 |
2010 H22 |
「トステムビバ(旧ビバホーム)」閉店 |
2015 H27 |
「新さっぽろ駅周辺地区まちづくり計画」策定、北海道博物館オープン |
2016 H28 |
新さっぽろの商業施設が大規模リニューアルし第1期オープン(第2期は翌年) |
※この年表は、ネット上の情報などから判明した部分のうち主要なものを掲載しています。今後、精査していきたいと考えておりますので、有用な情報があればご提供をお願いいたします。
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