※インデックスのモノクロ画像はイメージです。記事中の特定の場所とは関係ありません。
札幌市厚別区からは、はるか遠い道東地方に「厚別」があるのをご存知でしょうか。
フォトジェニックだろ(笑)根室市にあるけど厚別稲荷神社と言います。春国岱近くです。 pic.twitter.com/qcKucmFXzW
— あつこ@彷徨える大衆 (Atsuko) (@plutoatsuko) 2018年8月22日
現在の別海町の一部にかつて「厚別村」がありました。そして現在、根室市内にある神社にその名が残されていました。その名は「厚別稲荷神社」。
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根室地方にあった「厚別村」
根室地方には、もともと「厚別」の地名がありました。
アイヌの方々の歴史は調べられませんでしたが、和人の歴史としては、1799年(寛政11年)に高田屋嘉兵衛が国後・択捉島間に航路を開いたのち、道路を開削し、野付と厚別に通行屋ができた、とされています。
1860年(万延元年)に開削され陸路ができた、との記録も見つけましたが、いずれにしても、少なくとも明治初期のころには「厚別」が存在していたようです。
読み方は、Wikipediaによると、この「厚別」は「あつしべつ」と読むそうです。
その後「厚別村」が誕生しましたが、大正12年に当時の西別村・走古潭村・厚別村が合併し別海村が誕生したことで、市区町村名としての「厚別」は無くなったようです。
ちなみに、札幌市厚別区の「厚別」は、もともと現在の清田区付近をそう呼んでいましたが、このときの読み方は「あしりべつ」ですね。
現在も、清田区平岡にある「厚別神社」は「あしりべつじんじゃ」と発音するのが正解なようです。
根室地方の「厚別」はまだ残っているのか
厚別稲荷神社を調べてもなかなか情報にたどり着きません。北海道神社庁公式ホームページに掲載されていません。
歴史年表では、「厚別村」が合併により無くなったことが分かりましたが、地名として「厚別」が残っているかどうか、厚別区民としては知りたいところですね。
北海道の地名の多くはアイヌ語に由来していますから、似たような地名が複数存在するのは不自然なことではありませんが、道東地方の「厚別」という地名について、現在の状況をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報提供をお願いいたします。
しかも、この神社の名前が厚別稲荷神社。厚別。 pic.twitter.com/xAddIVZgol
— みかんくん (@orange_mikan03) 2017年7月15日
<Googleストリートビュー>
■厚別稲荷神社(あつべついなりじんじゃ)
住所 根室市東梅146-2
御祭神 稲荷大明神
創祀 明治12年
例祭日 6月16日(第2日曜)
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