解体論が取りざたされている北海道百年記念塔ですが、様ざまな場所で、この百年記念塔を模したモニュメントなどがあります。
筆者の記憶には。もみじ台ショッピングセンター前の時計塔など、いくつか思い当たるのですが、探せばどんどん発掘できるはず。これからこのテーマに着目して区内を歩いてみようと思います。
「小野幌橋」の欄干にある百年記念塔
さて、今回ご紹介するのは、「小野幌橋の欄干」です。場所は札幌東税務署前。もみじ台通りと交差する国道12号上にかかる橋です。
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「小野津幌橋」は、とても短く、車で通りすぎるとあっという間ですが、ちょうど信号があるので、停車したときに欄干の存在に気付くことができます。
橋の下を流れるのは「小野津幌川」です。
小野幌川にかかる「小野幌橋」の欄干にいくつもの「百年記念塔」があります。
色の具合も、本物ソックリですね。少し塗装が剥がれ落ちており、老朽化の程度もホンモノそっくりです。
ホンモノの「百年記念塔」が作られたのが昭和45年(1970年)、現在の「小野幌橋」は、昭和46年(1971年)11月完成とのことですから、欄干が作られたのは、ちょうど百年記念塔の話題で盛り上がっている時期だったのですね。
北海道百年記念塔の解体論とは
北海道百年記念塔は、1970年(昭和45年)に北海道百年記念事業の一環として建てられたもの。高さは100年にちなみ100mあり、どこからでも見えることから、厚別区のシンボル的存在ですね。
その百年記念塔に解体論が浮上しています。以前は塔の内部の展望台まで人が入ることができましたが、現在は立ち入り禁止。老朽化が進み外壁が剥がれ落ちるなど危険な状態なのです。
これまで維持管理費として毎年数百万円、大規模修繕をあわせると約9億円かけて維持されていますが、今後も維持し続けようとすると、あっという間に数十億円がかかってしまうらしいです。
右肩上がりの経済成長期に、様々な施設を作り続けてきましたが、既に巨大なハコモノを作る時代ではなくなっています。北海道150年を契機に、この百年記念施設の在り方が検討されているということです。
「小野幌橋」アクセスマップ・地図
「小野幌橋」住所/札幌市厚別区厚別東5条7丁目、5条4丁目、4条6丁目、4条7丁目
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