この記事では、もみじ台のテクノパーク内にある西野幌橋の横の道路はどこへ続いているのかをリポートします。(2021年10月6日 記)
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この道はどこへ続く道?
「この道はどこへ続くのだろう?」何度もそう思いながら未だに確かめたことがない、なんてことはありませんか?
筆者は、車でテクノパーク内を走っていて、いつも気になる小道がありました。
それは・・・
「もみじ台緑地(東側)」を過ぎて左カーブの先のT字路
ここは、「もみじ台緑地(東側)」方面から駐車場やテニスコートなどを右手に見ながら進み、左かP部を曲がった先のT字路です。
T字路と言いましたが、細い道路があるので十字路ともいえます。このかろうじて十字路を成している細い道路が今回の探索場所です。
上の写真の←部分、道の入り口は、車1台が通れる程度の幅がありますが、奥の方は木々が茂っていてどうなっているのかよく見えません。
グーグルマップで確認すると、道は途中で途切れているように表示されています。しかし、川の表示も切れていることから、単に記載を省略したとも受け取れます。
<Googleストリートビュー>
謎の道路へいざ潜入
さっそく潜入開始です。ガードレールが設置されているので、この部分は車両が侵入することを想定しているのでしょうか。
舗装されている部分
道はだんだんと細くなっていきます。道は舗装されています。
さらに進むと、奥の方は舗装されていません。木々に囲まれ薄暗くなってきます。
立ち入り禁止の鎖が
あっという間に、立ち入り禁止の鎖に行く手を阻まれてしまいました。向こうには、車両のタイヤの跡がついています。
「西野幌林道」は森林管理用の道路
「この林道は、森林の管理および整備を行うための道路です。悪路や倒木などの危険な箇所もあるため、関係者以外の通行を禁じます。 空知総合振興局」と書かれています。
立ち入り禁止の鎖の左手には看板が設置されています。この看板には「西野幌林道」と書かれています。
道有林案内図より
関係者以外は立ち入りできないものの、「道有林案内図」という看板が設置されていました。拡大してみましょう。
天然林とアカエゾマツに挟まれた林道を進むと、奥の方にはエゾヤマザクラが群生しているようです。
戦後開拓の跡地
道立自然公園野幌森林公園内 空知森づくりセンター 空知管理区169林班
この森林は、北海道百年記念事業として設置された野幌森林公園の一部で、戦後の開拓跡地を購入し、道有林に編入したものです。自然と緑に親しむ場として、自然公園にふさわしい施業をすすめています。
引用/道有林案内図より
戦後、食糧難対策と失業者などを目的として、国が主導して北海道の「戦後開拓」が行われました。
かつて、野幌森林公園内に農地を求めた人たちにより、森林の中には「新野幌部落」と呼ばれる集落があったそうです。
これら開拓地を北海道が購入し、道有林として管理しているということなのでしょう。
謎の道を探索したつもりが、興味深い歴史にたどりつきました。
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