札幌市厚別区厚別中央3条2丁目で、昭和の雰囲気ムンムンのアパートを見つけました。現在、1階角の動物病院以外に入居者は無いようで、変わりゆくマチの姿を記録しようと写真に収めてきました。(2020.02.13記)
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無くならないうちに記録しよう
2020年2月12日付けで、新築マンション関連の記事を書いたのですが、その際、建築前に何が建っていたのか、一部しか思い出せなく、悔しい思いをしました。
マチのの風景は、一旦失われてしまうと、人の記憶からすぐに忘れ去られてしまいがちです。
スマートフォンで気軽に写真が撮れる時代ですから、どんどん撮ってアーカイブしていきましょう。
魅惑の昭和スポット「旧旭町」
さて、平日は普通のサラリーマンである筆者の行動範囲は限られていますが、日曜日に少し時間が取れたので、ひばりが丘駅界隈を歩いてみました。
無人のアパートを発見
停車場通り沿いの旧旭町に足を踏み入れると、目に飛び込んできたのは、かなーり古い2階建てアパート。
2020年2月現在のGoogleストリートでは、このアパートの前には自転車が置いてあったりして、住人がいた様子が伺えます。
吉田動物病院は営業中
アパートには、今は、もう誰も住んでいないようですが、そのアパートの1階角には、動物病院が営業していました。
「吉田動物病院」は、北海道獣医師会の公式サイトに掲載されています。
カトレアプラザ石井から移転
上の写真は、2018年10月に撮影したものです。「カトレアプラザ石井」を側面から撮影しています。
「吉田動物病院」は、現在の場所から数十メートルの距離にある「カトレアプラザ石井」で営業していたようです。
2018年に撮影した写真には、「カトレアプラザ石井」に「吉田動物病院」の看板が掲げられています。
「カトレアプラザ石井」は、2018年後半~2019年初頭のどこかの時期に解体された模様で、今は更地となっています。
花屋「花もよう」の痕跡
ところで「吉田動物病院」の庇(ひさし)の部分には、「Hana moyou」(花もよう)と書かれていて、もしかすると、かつては喫茶店か花屋さんか、別の業態だったのでしょうか。
Googleマップにその答えがありました。たしかにここは「花もよう」という花屋さんだったようです。Googleマップには、「花もよう」に対するクチコミ情報が約2年前に投稿された形跡がありました。
その「花もよう」が抜けた後に「吉田動物病院」が入居したということのようです。
村本商店の痕跡
さて、例のアパートの話に戻りますが、アパートの柱には次のような表示板が掲げられています。
「大型タンクローリー出入の為比の付近の駐車は堅くお断り致します。 各位様 村本商店」
この表示は何を意味しているのでしょうか。この場所の付近にガソリンスタンドや燃料店があったのでしょうか。
きっと当ブログをご覧になっている読者の皆様の中には、「村本商店」記憶している方もいらっしゃることでしょう。
玄関前は雪で埋まっており、既に無人であることが分かります。
建物はかなり老朽化しており、住人が誰もいないことも考え合わせると、この姿が見られるのも今のうちかもしれません。
<2020.03.01追記>取り壊されてしまったようです。(Twitter情報)
厚別3-3にあった吉田動物病院の建物、さすがに築年数が限界だったのか取り壊された。(写真1→2枚目)
ただ吉田動物病院は存命で、すぐ近くのタカトシランドでも紹介されてたカフェに入り込んでる。でもなぜかカフェの店名はまだ残っている。(3→4枚目)もう意味がわからない。 pic.twitter.com/xp1HOWhONM— イトカン (@rascal_lv1) February 29, 2020
■写真のアパートの場所
住所 札幌市厚別区厚別中央3条2丁目11-21
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