2017年6月10日、新札幌の商業施設が開業から40周年を迎えます。この40周年に向けて進められたサンピアザやカテプリの大幅リニューアルもほぼ終わり、新しい姿となって記念すべき日を迎えます。(2017.06.03 記)
札幌の副都心として開発が進められた新札幌
新札幌エリアは、1971年(昭和46年)に策定された「札幌市長期総合計画」で札幌の”副都心”と位置付けられ、翌年策定された「厚別副都心開発基本計画」に基づき交通機関や商業・業務施設の集積などの開発がすすめられてきました。
この中で、1974年(昭和49年)に設立された札幌市の第三セクターである「札幌副都心開発公社」が中心となり商業施設の建設がすすめられました。
このあたりのエリアは、もともと旧陸軍厚別弾薬庫跡地で国(陸上自衛隊)の管理用地でした。隣接する札幌市営住宅の「ひばりが丘団地」の場所は、国鉄農地で、、昭和2年に馬場和一郎さんが開設した馬場農場跡地として団地内には石造りのサイロが団地のシンボルとして残されています。
1958年(昭和33年)からはじまった「ひばりが丘団地」の造成とともに、一帯は住宅地として開発される予定でした。しかし、国鉄千歳線のルート変更で、現在の鉄道ルートになることが決まったことから、、新しい駅を中心に商業地開発を進めることになったのです。
サンピアザの開業は1973年(昭和48年)
新札幌駅は1973年(昭和48年)に開業、1977年(昭和52年)6月に待望の「サンピアザショッピングセンター」がオープンしています。このオープニングセレモニーには3千人もの人が集まったとのことです。
ここから起算して40年が今月(2017年6月)の10日。昨年から進められてきたサンピアザ・Duo・カテプリの大規模改装は、この新札幌40周年に向けて行われてきたもので、記念すべき節目なのですね。
40年記念イベント。新札幌が舞台のストーリーが登場の絵本が披露
さて、40周年を迎える新札幌のサンピアザでは、6月10日に「新札幌40周年誕生祭」と銘打って、2012年から新札幌の店内装飾(シーズンポスター)のイラストを手がけている絵本作家「そら」さんによる新札幌を舞台にした新作絵本の読み聞かせ会が開催されます。
新札幌が舞台となるストーリーとは?とても気になります。
■新札幌40周年誕生祭 絵本作家そら読み聞かせ会
日時 2017年6月10日(土)
(1)10:00~
(2)14:00~
会場 サンピアザ1F光の広場特設ステージ
画像出典Facebook絵本作家そら
ちなみに、札幌関連で、今年40周年を迎えるのは、サッポロ生ビール黒ラベル発売40周年、札幌市こども人形劇場こぐま座、札幌市教育文化会館など。
そして全国に目を向けると、帝国データバンクによると、2017年に創業から節目の年を迎える日本全国の企業のうち、創業50周年が23,273社と最も多く、これに次いで40周年が22,609社となっています。経済が右肩上がりで成長していた40年前の元気な様子を表していますね。
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