南郷通りをもみじ台方面へ向かい、マックスバリュ厚別東店の前の信号を超えると、左手の斜面には初夏を中心に色とりどりの花が咲き乱れています。
これは、平成6年に厚別区が斜面の整備にあわせ、数種類の花の種を植えたもので、決して花壇ではなく、植物たちが自由に花を咲かせているのです。
撮影時は、既に晩秋、しかも曇天でしたが・・・。
ここに、何やら地蔵のようなものがあります。近づいてみましょう。
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お地蔵さんはプレーリードッグだった
平成6年に斜面を整備した際に設置されたというこの「プレーリードッグ」。厚別区役所の公式サイトでは、「北米原産のリス科の小動物」、「身に危険が迫ったときに犬のような鳴き声で鳴く」などと解説されていますが、知りたいのはそういうことではありません(笑)。
一番の素朴な疑問は「なぜ、プレーリードッグなの?」ということなのです。
そして、誰が服を着せたり、世話をしているの?ということも気になります。
地域のご婦人がお世話役
とあるブログによると、工事を担当した「厚別土木センター」の当時の課長さんがプレーリードッグ好きだったために、この像を置くことが提案されたとか。
そして、服を着せている人を取材した新聞記事が存在したことがわかりました。
2014年、北海道新聞の札幌圏版がこの話題を取り上げていました。この記事によると、近所のご婦人が、この2体のプレーリードッグに服を着せたりスカーフを巻いてあげたりして、日々世話をしているのだそうです。
<Facebookより>
とある情報によると、当初から2匹の面倒を見ていたご婦人は亡くなり、別のご婦人が後を継いでいるとのこと。
危険を察知するのが早いプレーリードッグですから、きっと、人々の安全を願い地域を見守ってくれているのでしょう。
場所(北海道札幌市厚別区厚別東1条2丁目)
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