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ホクノースーパー新札幌店は生き残れるのか?その戦略を考える【札幌市厚別区・新札幌】

03店舗・商業施設
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札幌市厚別区内のみに展開する食品スーパー「ホクノースーパー」。
地域密着型のスーパーとして長年親しまれてきましたが、近年、その経営環境は一段と厳しさを増しているように感じられます。

とりわけ、JR新札幌駅近くに立地する「ホクノースーパー新札幌店」は、周辺環境の大きな変化の中で、いま岐路に立たされているように見えます。

この記事では、一利用者・一厚別区民の立場から、「ホクノースーパー新札幌店」が生き残るための可能性について考えてみたいと思います。(2026.01.12記)

なぜ「ホクノースーパー新札幌店」は今、岐路に立っているのか

地場スーパーを取り巻く厳しい現実

近年、全国各地で小規模な地域スーパーの閉店が相次いでいます。背景にあるのは、物価高、人手不足、物流コストの上昇、そして何よりも大手資本による出店攻勢です。

ホクノースーパーも例外ではありません。
数年前には「厚別北店」が閉店し、昨年には「厚別5条店」が営業を終えました。

現在残るのは、もみじ台地区の「中央店」と、新札幌駅近くの「新札幌店」のほか、小規模店として「ちびホクもみじ台南店」、「ちびホク厚別東2号店」の計4店舗。

主力の「中央店」は、札幌市の都市計画により周辺に他の大型商業施設が設置できないという特殊な環境の中で生き残っていますが、「新札幌店」は、大手資本による競争の真っただ中にあります。

新札幌という“激戦区”に立つ「ホクノースーパー新札幌店」

ホクノースーパー新札幌店は、JR新札幌駅からほど近い好立地にあります。
しかしその一方で、このエリアは札幌市内でも屈指のスーパー激戦区でもあります。

「イオン新さっぽろ店」、「卸売スーパー新札幌店」そして2023年秋に開業したBiVi新さっぽろ内の「コープさっぽろ新さっぽろ店」があります。

このエリアでは、長い間、賑わう大型商業施設内の「イオン」、激安の「卸売りスーパー」、庶民的な路面店の「ホクノースーパー」が均衡を保ってきました。

工夫が散りばめられた売り場で客を引き付ける「コープさっぽろ新さっぽろ店」の店内

そこへ、2023年秋の「BiVi新さっぽろ」開業により、中核テナントとして「コープさっぽろ新さっぽろ店」が登場しました。

「コープさっぽろ新さっぽろ店」は、「ホクノースーパー新札幌店」の至近距離に位置し、惣菜のPOP演出・地産地消コーナーなど、イオンとともに総合力の高いスーパーであり、当初から「ホクノースーパー新札幌店」は大きな打撃を受けるであろうことは想像されていました。

「日常使いの安心感」という強みと、その限界

これまでも、様々なアイデアで奮闘してきた「ホクノースーパー新札幌店」は、どちらかといえば高齢者層に支持されてきたスーパーです。

イオンほど混雑せず、売り場もコンパクトで、落ち着いて買い物ができる。この「安心して日常使いできる雰囲気」は、確かに大きな強みでした。

しかし現在、その強みだけでは客足を維持できなくなっているように見えます。

店内が閑散としている時間帯が目立ち、惣菜コーナーの名物「ホク旨チキン」も、売り場ボリュームが縮小されています。

先日、イオンやコープが混雑している時間帯に、客が筆者を含めて2人だけ、という状況を体験し、唖然としてしまいました。

これまでの営業努力は、決して無駄ではない

ホクノースーパー新札幌店も、手をこまねいてきたわけではありません。

フリーWi-Fiの導入、イートインスペースの設置、売り場什器の刷新など、できる範囲での改善は重ねてきました。

しかし、これらは「今あるスーパーを少し良くする」施策であり、
周辺の大型店と真正面から戦うには、決定打にはなりにくいのが現実です。

それでも、この店には可能性がある~同じ時間帯で戦わない

右側の建物、「ホクノー新札幌ビルの1階に「ホクノースーパー新札幌店」がある。左側は「BiVi新さっぽろ」

幸い、ホクノースーパー新札幌店は自社ビルです。家賃負担という点では、大きな強みがあります。

このまま静かに閉店を迎えるのか、それとも、大胆な方向転換で“他にないスーパー”になるのか。

素人考えではありますが、だからこそ、しがらみのない立場から提案してみたいと思いました。

ホクノースーパーが、「安さ」でも「便利さ」でもなく、「時間」と「居場所」を売る店になれたなら・・・新札幌には、まだ一つ面白い場所が残るかもしれません。

▼「同じ時間帯」で戦わない

ここで、発想を大きく変える必要があるのではないでしょうか。

イオンやコープと同じ営業時間・同じ時間帯で勝負する限り、品ぞろえ・価格・演出の総合力で劣る地場スーパーは不利です。

ならば、「ホクノーにしかない時間帯と居場所」を作るという選択肢があります。

提案「ホクノー酒場」構想 ~朝・昼に特化した“新札幌の居場所”をつくる~

ホクノースーパー新札幌店の生き残り策として、筆者がもっとも可能性を感じるのが、この 「ホクノー酒場」構想です。

ポイントは明確で、夕方以降ではなく、朝・昼に特化するという点にあります。そして、この構想には、行政だけではうまく実現できないことを「協働」により実現しよう社会的意義があります。

朝7時開店。スーパーであり、酒場でもある

思い切って営業時間を朝7時からにできないでしょうか。これは単なる時間拡大ではなく、客層を意図的に注目させ、次の展開に引っ張り込む作戦です。

【ターゲット設定】
早起きの散歩帰りなどの高齢者」、「早朝に仕事が終わる人」のみにターゲットを絞ります。

この時間帯は、イオンもコープも「本気の戦場」ではありません。ホクノーが主役になれる、数少ない時間帯です。

午前中から飲酒OKという“路面店の強み”

【営業形態】
「ホクノー酒場構想」は、
・店内のイートインスペースを拡大・活用し、朝・昼の時間帯のみ 軽い飲酒を認める
・飲食できるのは店内で購入したものに限る
というものです。

同店で購入した惣菜やスナック菓子などをつまみに、おなじく同店で購入した缶ビールやワンカップの日本酒などで一杯飲み。散歩の帰り道でも、買い物ついででも、一杯飲み目的でも良いのです。

新札幌名店街の閉鎖以降、「昼から飲める場所」は確実に減りました。ここに、ぽっかりと空いたニーズがあります。大型商業施設では実現しづらいですが、路面店であるホクノースーパーなら可能です。

高齢男性を“引っ張り出す”装置としての酒場

主要なターゲットは「元気すぎない高齢男性」です。

この酒場は、若者向けでも、観光客向けでもありません。むしろ想定するのは、
・地域活動にはあまり参加しない
・家と病院とスーパーを往復するだけ
・会話はしたいが、集まりは苦手
そんな 高齢男性です。

現役時代に仕事人間として働きづめだった男性は、退職とともに人間関係が希薄化します。それなのに、文化サークルや地域活動にも参加せず、行政が提供する高齢者サロンや通いの場・集いの場への参加も頑なに拒否する高齢男性は多いものです。

一人で散歩したり、朝から図書館で新聞や雑誌を読むくらいしか出かける用事が無いのです。

こうして、特に一人暮らしの男性は、家族以外との交流が乏しく、地域から孤立しやすい傾向にあります。このことは認知症のリスクを高め、社会コスト増ににもつながります。

でも「酒なら行く」、正直に言えば、そういう人は少なくありません。

朝や昼から軽く一杯飲める場所は、外出のきっかけになり、結果的に孤立を防ぐ可能性もあります。ここでは、顔見知りを作ったり、ちょっとした会話をするきっかけが生まれます。

「飲酒=不健康」ではないという視点

もちろん、飲酒には慎重さが必要です。実際に「ホクノースーパー中央店」では、健康教室や配慮型メニューにも取り組んでいます。

飲酒に対するマイナスイメージは強いですが、外出し、人と会い、会話をすること自体が健康につながるという側面も、無視できないのではないでしょうか。

酒を売ることが目的ではなく、外に出る理由をつくること。それが「ホクノー酒場」の本質です。

夜は縮小。あえて“たむろさせない”

この構想で重要なのは、
夕方以降は無理に広げない、あるいは閉鎖するという点です。

【運営上の留意点】
・若者が長時間居座らない
・騒がしくならない
・治安面の不安を生まない
そのために、「ホクノー酒場」(イートインスペースでの飲酒)は、午後3時で終了します。

朝・昼で役割を終える酒場。高齢男性のみにターゲットを絞る場合には、現実的な形だと思います。

「スーパー+酒場」機能がもつ本当の意味とは

イオンにはできない。コープにも難しい。しかし、自社ビル、小規模、地場資本、路面店という条件がそろう「ホクノースーパー」なら、挑戦できる。「安さ」でも「品ぞろえ」でもなく、時間と居場所で勝負するスーパー。

それが、「ホクノースーパー新札幌店」の生き残る道ではないか。筆者は、そう考えました。

★野地社長!見てますか?

ある一日の風景~「ホクノー酒場」がある日常~

想定:「新札幌に暮らす、72歳・男性」の場合

年齢:72歳
職業:元会社勤務(定年退職)
家族構成:妻と二人暮らし(子どもは独立)
居住地:厚別区内(徒歩+バス圏)
性格:人付き合いは嫌いではないが、町内会やサークルは苦手。健康教室やイベントにはほとんど顔を出さない。家にいると、テレビと新聞だけの一日になりがち。でも、老けてしまいたくない願望は強く、インターネットでお洒落な服を買ったりもしている。

朝6時半に起床。天気が良ければ、軽く散歩をして新札幌方面へ向かう。
8時前。「ホクノースーパー新札幌店」がすでに開いている。入口に入ると、総菜コーナーで弁当を眺め、惣菜を一品カゴへ。
そのままイートインスペースへ向かうと、数日前に顔を合わせたことがある3人組の高齢男性がいた。先日は、会話に花が咲いたため、「やあ、また会いましたね」と互いに笑顔で挨拶を交わす。

隣には、顔は知っているが名前は知らない。テレビのニュースなどの話題をきっかけに、自然と会話が始まる。

「現役時代は何の仕事を?」、「会社勤めの転勤族でね。家を建てたのに、この辺りには知り合いもいませんよ」、「そうですか、それはそれは・・・」

30分ほど過ごし、深酒はしない。帰りに妻が食べたいと言っていたフルーツをを買って店を出る。
家に戻ると、午前中のうちに外出したという満足感がある。一日が、なんとなく“区切られた”感じがする。

なぜ、この一日が意味を持つのか

この男性にとって重要なのは、酒そのものではありません。
・朝に外出する理由がある
・顔見知りと短い会話がある
・家と病院だけの往復ではない
こうした 小さな変化が、生活の張りになっています。

▼想定される批判①「高齢者に飲酒を勧めるのは問題では?」

もっとも出てきやすい批判です。
しかし、この構想は「飲ませる」ことが目的ではありません。
・深酒を前提としない
・朝・昼の短時間利用
・缶ビール1本程度
外出と交流のきっかけとしての飲酒です。孤立や引きこもりのリスクと比べれば、どちらが地域にとって健全か、考える余地はあるはずです。

▼想定される批判②「スーパーが酒場化するとイメージが悪くなる」

これは確かに経営判断として重い問題です。
ただし、
・夜営業ではない
・若者がたむろしない
・昼間の落ち着いた雰囲気
という条件がそろえば、「騒がしい酒場」とは別物になります。むしろ、“人の気配があるスーパー”という印象の方が、安心感につながる可能性もあります。

▼想定される批判③「そんなことをして売上は伸びるのか?」

劇的な売上増は、正直に言えば期待しにくいでしょう。数年前に、昼飲みできる店舗が複数出現した際にも、賑わいが生まれるまで数年かかりましたし、一杯飲み目的の高齢男性が沢山の買い物をすることは想像しづらいところです。
しかし、
・来店頻度が上がる
・滞在ついでの買い物が増える
・常連が定着する
結果として、じわじわとした下支えにはなり得ます。今の新札幌店に必要なのは、爆発力よりも「消えない理由」ではないでしょうか。

この構想が問いかけているもの

 

「ホクノー酒場」は、単なる奇抜なアイデアではありません。
高齢化が進む街で、地場スーパーは何ができるのか、という問いそのものであり、実際、ホクノースーパーは、中央店で様々な実験的な取り組みにチャレンジしています。

大手スーパーと同じ品ぞろえ、同じ価格帯で競い続けるのは、もはや難しい局面に来ているのかもしれません。
しかし、地域密着を掲げてきたホクノースーパーだからこそ、あえて別の価値に舵を切る選択肢もあるはずです。

以上、経営の専門家でも関係者でもない、ただ新札幌とホクノースーパーを気にかけてきた地元市民の一人として、「この店が残る道は本当にないのだろうか」と考えた結果を書き留めてみました。

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コメント

  1. めめちゃん より:

    私はふだんはイオン、サンピ利用ですが病院の帰りなどはホクノーやCOOPをのぞいてみます。リニューアルしたので期待していたけれど、特に変わったイメージもなく。お客さんが少なくて勝手に心配になります。お魚の品揃えは良いんだけどなぁ。でも価格的にお手頃かと言うとそうでもなく…。早い時間の営業は需要あると思います。でも酒場は、最近イートインスペースに大量の私物を床に積み上げて食事もしている、あたかも住み着いているような男性が居るので不安です。

  2. こば より:

    角打ちの延長的な、、、
    ある程度しっかりルール作らないと、結局隣近所の持ち込みで無意味な施策に成り下がってしまう

    けど、一杯飲んで店内うろついて、赤ら顔で惣菜やらツマミを店内で物色するのは楽しそう

    ★野地社長!見てますか?

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