この記事では、車を持たない学生さんが、厚別区に住むにあたって、気になる交通や買い物の利便性などについて解説します。(2019.08.09記 2023.03.2追記修正)
筆者は不動産等の専門家ではありませんので、あくまでも厚別区居住者(居住歴25年)としての一般的認識に基づき書いていますので、ご了承ください。
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交通
厚別区内には、大谷地に「北星学園大学」があり、2021年4月には、JR新札幌駅のすぐ近くに「札幌学院大学新札幌キャンパス」と「札幌看護医療専門学校」が開設されました。また、すぐ隣の江別市内には、酪農学園大学、札幌学院大学、北翔大学、北海道情報大学があり、アルバイトの都合なども考えて厚別区内で住まいを探す学生さんも多いかと思います。
その際に、通学にどの駅を使うのが良いのか、どのエリアが自分の生活スタイルに合っているのか気になりますね。
まずは、各大学への通学にとって、各駅はどのような利便性を有しているのか確認してみましょう。
札幌学院大学新札幌キャンパス・札幌看護医療専門学校へ通う
札幌学院大学新札幌キャンパスと札幌看護医療専門学校へ通うには、JR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅が最寄り駅となります。
地下鉄ひばりが丘駅周辺、JR厚別駅周辺からも徒歩圏内です。札幌学院大学の方は江別市文京台のキャンパスに通うことも考慮するとJR厚別駅とのアクセスも念頭に置いておいた方が良いかもしれませんね。
北星学園大学へ通う
北星学園大学の最寄駅は、地下鉄大谷地駅です。大谷地駅周辺か、地下鉄東西線の沿線に住むのが良いでしょう。
厚別区内の地下鉄駅は、ともに東西線で「新さっぽろ駅」「ひばりが丘駅」「大谷地駅」があります。
酪農大・札幌学院大・北翔大へ通う
JRの利便性
JRで江別方面に行くには、函館本線を使うので、千歳線上にある新札幌駅からは直接江別方面行は発着していません。JRで江別方面へ行くには、新札幌駅から徒歩18分ほど離れた「厚別駅」を利用することになります。
JRだと各大学ともに大麻駅が最寄り駅です。つまり「厚別駅→大麻駅(2区間)」というルートです。
JR大麻駅から、徒歩で札学院と北翔大へは約12分、酪農大へは8分ほどかかります。
まずは、このことを理解したうえで、JR通学するのであれば、JR厚別駅に近いエリアで住まいを探すのが良いでしょう。
バスの利便性
一方、新札幌バスターミナルからバスで通学するという方法があります。この方が、酪農学園大学、札幌学院大学、北翔大学ともに大学の近くに停留所(JR北海道バス)がありますので歩く距離は短くなります。
江別方面へ向かうバスは、便数も多いので、それほど不便は感じないはずです。
バス通学する人は、新札幌駅を中心にして住むエリアを考えると良いでしょう。
北海道情報大学へ通う
厚別区からは、バスだと新札幌バスターミナルから野幌運動公園線(JR北海道バス)に乗れば1本で行くことができます。JRの場合は、厚別駅→野幌駅に行き、そこからバスに乗り換えることになります。なので、バス通学を考えて新札幌バスターミナルが利用しやすい新札幌駅エリアに住むのがおすすめです。
駅チカに住もう~各駅ごとの特徴
車を持たない一人暮らし、しかも毎日通学するとなると、駅が近いかどうかが利便性の大きなポイントになります。
さて、それぞれの駅のエリアはどのような特徴があるのでしょうか。
なお、新札幌駅、新さっぽろ駅、厚別駅、ひばりが丘駅は、どれもが近接しているため、中間地点では、どの駅も利用できるという場合もあります。
このため一概に「駅」のエリアをもって、地域の特徴を語るのは多少難しい面もありますが、実際に厚別区在住歴25年の筆者が見た、各エリアの特徴ということで、参考にしてください。
JR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅エリア
商業施設や病院・公共施設など、都市機能が集積したエリアです。深夜営業の店舗は意外と少なく、交番があることなどから、治安は良好です。
駅周辺は商業施設や公共施設が集まっているエリアのため、アパートやマンションなどの居住エリアは、駅から徒歩5分以上離れた場所になります。
国道12号よりも函館本線側に低層のアパートが多くありますが、駅からは10分以上離れた距離になります。
スーパーマーケットは、新札幌駅直結の「イオン新さっぽろ店」、駅前の「ホクノースーパー新札幌店」や「マックスバリュ厚別東店」があります。
JR厚別駅エリア
厚別駅の西口(厚別西方面)側はほとんどが1戸建ての住宅街ですが、厚別駅南口(国道12号側)は、低層のアパートが多いのが特徴で、小さな間取りの学生向け物件は多いと考えられます。
駅から国道12号までの間、コンビニ以外の商業施設はほとんど無く、静かな住宅街です。新札幌への大学の開設や再開発を契機として小さな間取りの物件が増えています。
スーパーマーケットは、厚別駅からは「ビッグハウスイースト店」か「イオン新さっぽろ店」などが徒歩20分弱程度の距離です。
とはいっても、新札幌駅エリアも、アパート街からは新札幌駅の商業施設までは遠くなってしまいますから、条件としてはあまり変わらないのでは、と思います。
なので、駅とスーパーの中間地点付近を選ぶのが賢明ですね。
地下鉄ひばりが丘駅エリア
副都心開発が行われる前に市街地が形成されていた「旧旭町」を含むエリアで、スナックなどが入居する飲食ビルがいくつかあるほか、マンション、一戸建て、アパートなどが混在している下町的雰囲気が特徴です。小さな間取りの物件も探しやすいエリアです。
スーパーマーケットは、「コープさっぽろひばりが丘店」が駅出口すぐ、「ビッグハウスイースト店」が駅から徒歩5分の距離にあります。
地下鉄大谷地駅エリア
1980年代に、地下鉄駅の開業とともに計画的に造成された市街地で、駅と一体化したショッピングモール「キャポ大谷地」を中心に「白石こころーど(サイクリングロード)」の存在が、洗練された雰囲気を醸しています。
高層マンションが多いイメージがありますが、低層のアパートも多く、小さな間取りの学生向け物件も探しやすいエリアです。
スーパーマーケットはキャポ大谷地内に「東光ストア大谷地店」があります。
JR森林公園駅エリア
森林公園駅前は、高層マンション群が集積し、厚別北は一戸建てが多く、学生向け物件は少ないと思われます。
なお、森林公園駅から徒歩圏内の江別市文京台エリアには、学生向け物件が豊富にあり、価格はかなり安いですが、買い物はJR函館本線下の人道橋を通って駅前に抜けるほかなく、利便性が良いとはいえません。
JR上野幌駅エリア
利用者の多くは北広島市虹ヶ丘方面の住民が中心です。単身者向けの物件は少ないと思われます。
北広島市側には、郊外型のスーパーや温泉施設がありますが、厚別区側は森に囲まれ、女性の一人歩きは注意が必要です。
まとめ
結局どこが良いのか?迷ってしまうかと思いますが、まずは通学のための交通機関を考慮して、該当する駅までの所要時間(距離)を基準に物件を絞っていきましょう。
次に、車を持たない一人暮らしの場合、スーパーマーケットまでの距離が日常生活の快適さを左右します。
その他、「サイクリングロードの近くがいい」とか「緑が多い場所」とか「居酒屋が沢山ある場所」とか「札幌やススキノに行くのに便利な場所」とか「とにかく治安を気にする」とか「暗い路地の少ない場所」など、それぞれ重視するポイントがあるかと思います。
そのような趣向別に適したエリア案内も、今後考えてみたいと思います。
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