2019年6月10日に北広島市内で目撃されたヒグマは、その後江別市内の野幌森林公園へと移動した模様で、11日には立命館慶祥高校(江別市)付近で目撃され、江別市西野幌ではフンも発見されています。
このことを受けて、関係機関は警戒を強めるとともに、野幌森林公園への立ち入りを控えるよう、また、住宅地への出没を避けるためにゴミ出しルールの徹底などを呼び掛けています。
前回記事(2019.06.11)
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クマ出没の経緯まとめ
・2019年5月25日午前、北広島市島松町でヒグマの目撃情報あり。
・6月10日未明に北広島市富ケ丘や共栄町でヒグマの目撃情報あり。その後ヒグマのものと思われるフンが発見される。
・10日朝に北広島市共栄315番地付近でヒグマの目撃情報あり。
・北広島市高台町2丁目の竹葉公園付近でヒグマのものと思われるフンが発見される。
・10日夜に北広島市西の里でヒグマの目撃情報あり。
・10日夜に江別市西野幌の立命館慶祥高校付近でヒグマの目撃情報あり。
・11日朝、江別市西野幌の登満別地区でヒグマのものと思われるフンが発見される。
野幌森林公園内への立ち入りを控えるよう呼びかけ
北海道立自然公園野幌森林公園の管理をしている「一般財団法人 北海道開拓の村」では、自らが管理する北海道立博物館のツイッターアカウントを使って注意を呼び掛けています。
<北海島博物館ツイッターより>
訂正版
【緊急!ヒグマ出没注意!!!】6月10日夜、野幌森林公園の南側で
ヒグマが目撃されました!
11日朝には公園内でクマのフンが発見されています。公園内に入るのは控えてください!
公園周辺でクマを目撃したり痕跡をみつけた時は、
ただちに当館へお知らせください。
011-898-0456— 北海道博物館 (@Hokkaido_Museum) June 11, 2019
このツイッターによると「公園内に入るのを控えてください」とされています。
住宅街への出没を防ぐために~ゴミ出しルールの徹底など
江別市役所の公式サイトでは、クマが市街地に出没しないよう、ゴミ出しルールの徹底を呼び掛けています。
また、畑や庭に生ごみを放置したりすることも危険です。コンポストから発生する匂いにつられて住宅地へ侵入してくる例もあるとのことです。
生ごみを放置したり、夜間にごみステーションに出したりするのはやめましょう。ごみは、収集日当日にごみステーションへ出してください。
また、他市の情報では、外に置いてあったごみが荒らされたり、コンポストが狙われたりしたケースもあります。
外に置いてあるコンポストや漬物が誘引物となりますので、においの出るものは家の中で一時保管をお願いします。
引用/中江別市公式サイト
クマを住宅街に引き寄せない3箇条
- 夜間にゴミ出ししない
- 畑などに生ごみを放置しない
- コンポストは屋内で保管する
江別市内での対応状況
江別市西野幌にある「野幌小学校」では、フンが発見された登満別地区に近いことから屋外の授業を中止し、下校時には保護者の同伴を求めました。また、「文京台小学校」では、下校時に職員が付き添ったとのこと。
厚別区でも不安が広がる
北海道新聞の報道によると、札幌市厚別区でも、森林公園の西側にある「もみじの丘小学校」では、下校時の見守りを行ったほか、「札幌みづほ幼稚園」でも6月22日実施予定の運動会への影響を心配している様子です。
【関連記事】
<当ブログによる第一報>
<北海道新聞の記事>
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