(2017年5月25日公開記事)
新札幌駅周辺の旧市営住宅跡地の再開発については、大和ハウス工業を中心とする事業者グループが手掛ける予定となったことは、既に当ブログでも紹介させていただきました。
広報さっぽろの厚別区版でも、パース(完成イメージ図)などが公開されています。
さて、今回は、もう少し詳しく見ていきましょう。ホクノー新札幌ビルの裏手、旧市営住宅の「I街区」です。
ここには、医療施設や高層マンション、ホテルなどが建ち、ヘルスツーリズムの受け皿としての役割りも想定されているとのことです。
病院や先端医療の研究施設・ホテルが医療ツーリズムの拠点に
再開発を担う大和ハウスグループには、大和ハウスのほかに大和リース、新さっぽろ脳神経外科病院、新札幌整形外科病院、記念塔病院、北海道ファーマライズで構成され、コーディネーターとして建設コンサルティングのドーコン、大成建設も参加するとのこと。
I街区(約3・9ha)の東側(南郷通り側)には、当事業の構成員である病院や再生医療などの研究施設が建設されます。駅側に建設されるホテルとともに、医療ツーリズムの拠点を形成する構想
高層マンション・ホテルに商業施設
駅側(ホクノー新札幌ビルの背後)には、大和リースが地上5階地下1階、売場面積約4500坪の商業施設を建設する予定で、駅西側のイオンと差別化した店舗構成とすることが構想されています。
また、同じく大和ハウスが建設・運営する13階建てのホテルは、東側の病院群の医療ツーリズムなどを視野に大和ハウスが展開するファミリー向けの長期滞在型ホテル「ラ・ジェント」シリーズとなる模様。
これらの施設は、空中回廊で結ばれ、一体的な施設間の歩行ネットワークが充実されるとのことです。
病院の移転に伴う土地の利活用にも注目
このI街区に建設される病院群には、新札幌エリアにある3つの病院が含まれています。新さっぽろ脳神経外科病院、新札幌整形外科病院、記念塔病院の3つです。
特に現在の記念塔病院(厚別区厚別東4条3丁目3-6 )は国道12号に面し敷地面積も大きいことから、完全移転だとすれば跡地利用にも注目が集まります。
これらの病院の個別の動向については、現在のところ情報がありませんので、入手できましたらお伝えしたいと思います。
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<参考>2017.04.08リアルエコノミー「新札幌が大変身!大和ハウスなど共同事業体が5・5ha再開発」
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