JR野幌森林公園近くの国道12号沿い、札幌東税務署近くを通るときに、どうしても目に入ってしまう「ランチハウスぐっち」の看板と、店舗の屋根に大きく書かれた店名の文字。
昭和レトロな外観にいつも気になっている人も多いのではないでしょうか。
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「ランチハウスぐっち」のイチオシメニューは?
「ランチハウス」というだけに、食堂であることはわかるのですが、何がウリなのでしょう。
お店の外観にはいくつかのメニューが外に見えるようにガラス窓の内側から貼り出されています。
上記の写真には写っていませんが、次のようなメニューが掲出されています。
向かって左側の窓
・カツカレー
・ラム焼き定食
・ホタテフライ定食
向かって右側の窓
・エビフライ定食
・生姜焼き定食
・とんかつ定食
一番目立つ玄関横に
・オムライス
・肉丼
・カツ丼
中でも一番文字が大きいのが
・肉丼
・カツ丼
つまり、「肉丼」と「カツ丼」はぜひ食べてほしいという店主の希望を表しているに違いありません。
ということで、「カツ丼を注文する」と決めて、さっそく潜入して“取り調べ”開始です。
カツ丼のうまい店「ランチハウスぐっち」
“取り調べ”には「カツ丼」(税込750円)が欠かせません。美しい外観ですね。
筆者は、実は数年前にこのお店でカツ丼をいただいています。その後、立て続けに複数の飲食店でカツ丼を食べましたが、「ランチハウスぐっち」のカツ丼は秀逸です。
今回の記事では、筆者が美味しいと感じたポイントについてご紹介します。
ぐっちのカツ丼 激ウマポイント
1)卵は混ぜすぎない
固まりやすい黄身の部分がしっかりと具に絡みます。そして白身部分はデザイン上のアクセントしても役割を果たしています。
2)肉は高級じゃなくてもいい
ここのカツ丼に使われている肉は、それほど厚くありません。おそらく生姜焼きにも使われているものと同じなのではないかと推測します。カツ丼に使うトンカツは、柔らかすぎない方が、しっかり噛みしめるため、肉の美味しさが伝わります。
3)玉ねぎが沢山はいっている
高級なとんかつがウリの飲食店では、カツ丼に玉ねぎが入っていないこともあるのですが、大衆食堂のカツ丼にタマネギは欠かせません。
醤油味がしみ込んだ玉ねぎは脇役というよりは、“とんかつと共演”といった方が良いかもしれません。
4)シイタケのダシ
「ランチハウスぐっち」のトンカツには“もどし椎茸”が入っています。干し椎茸は水で戻すととても美味しいダシ(うま味成分)が取れます。椎茸をかじるとジュワっと美味しさが染み出てきます。
5)その他
ツユとライスのバランスが絶妙です。つゆダクになりすぎず、ちゃんと白いライス部分も少し残っています。ちりばめられた長ネギの風味も良いアクセントとなっています。
みそ汁は熱々状態で登場。優しい味は昆布ダシでしょうか。
お水には氷が入れられて提供されます。ファミレスなどでは当たり前ですが、大衆食堂で氷入りはありがたい。
究極のカツ丼を求めて
テレビや雑誌などが伝える“美味しいカツ丼”は、表現しやすい「カツのサクサク感」に焦点を置きがちです。
そして「カツがやわらか~い」などと、肉の柔らかさも表現しやすいポイントです。
そんなことをしているうちに、共演者だった玉ねぎはすっかり脇役に降格され、シイタケや長ネギの姿も見かけないことすらあります。
原作者の思いをよそに、主演の人気俳優の活躍ばかりが話題になる映画のようです。
皆さん、今一度、庶民の味を思い出してください。「ランチハウスぐっち」のカツ丼。それは、夢を追う若者たちが集った小劇場の舞台のようでもあります。
住所・営業時間など
■ランチハウスぐっち
住所 北海道札幌市厚別区厚別東4条4-9-1(国道12号沿い)
電話 011-898-1310
営業時間 11:00~20:00(※祝日は~19:00まで)
定休日 日曜日・第3月曜日
座席 約30席(カウンター席あり)
駐車場 店舗前3台程度
アクセスマップ・地図
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