「ちびホク厚別北店(ホクノースーパー厚別北店)」が2018年11月30日(金)の営業をもって閉店します。
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閉店後はコンビニに
ホクノースーパーは、厚別区内のみに6店舗を展開。このうち中央店と新札幌店を除く小規模4店舗について去る2018年9月に店名を「ちびホク」と変更したばかりでした。
11月20日に閉店のニュースを報じた「リアルエコノミー」によると、「厚別北店」は、1983年開店、1998年に全面改装して現在に至っています。面積は約40坪(約132平方メートル)。
当建物はホクノースーパーの自社物件のため、閉店後はコンビニエンスストアを展開している企業に賃貸する方向であるとのことです。
ホクノーが新規事業を立ち上げ?
このニュースの中で興味深いのは、「近く立ち上げる新規事業に人手を振り向けるため閉店を決めた。」とのくだりです。
ホクノースーパーは、これまで他のスーパーに先駆けて電子マネー「エディ」を導入したり、店舗に健康ステーションを併設するなどの先駆的な取り組みから、攻める地域密着スーパーとして、たびたびテレビや雑誌などのメディアに登場しています。
話題となった健康ステーションの取り組み
特に昨年(2017年)から取り組んでいる「健康ステーション」は、地域の健康寿命を伸ばすことで消費行動を促そうという実験的な取り組みであり、各方面から注目を集めました。
ショッピングモールの買収
昨年、(株)ホクノーは、厚別区上野幌の商業ゾーン「ライブショッピングコート」を取得。丸紅リアルエステートがサブリースして運営しています。
ここで営業していた「ロイン亭平岡店」が火災を出してしまったことで、ホクノーによる買収が併せて報道される結果となりましたが、(株)ホクノーとしては、ここから安定した賃料収入を得ることで、財務基盤を固めようという意図があるようです。
地域とともに歩んできた証し
馬鈴薯の集荷・販売業を前身として1971年に誕生したホクノースーパーは、一部にすすきのや旭川市内での事業もありましたが、「ホクノースーパー」としては、厚別区内のみに出店し、地域に愛されてきました。
その地域への利益還元の意識はの表れとして「ホクノー園」の存在がありました。管理人が常駐する日本庭園は地域住民のハイキングや学校の遠足などに利用されていました。
現在のCSR(社会貢献責務)の考え方が浸透する以前からホクノースーパーは実践していたのです。
今は、廃墟と化している「ホクノー園」ですが、ホクノースーパーの新たなる挑戦を静かに見守っているかのようです。
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気になる「新規事業」の内容
多くの地域スーパーが巨大資本に飲み込まれていく中、ホクノースーパーは奮闘しています。
今回の閉店のきっかけとなる「新規事業」とは何なのか?これまでの“攻める地域スーパー”としてのホクノーを見てきた私たちの期待も膨らみます。
元拓銀マン野地秀一社長の新たな戦略が間もなく明らかになることでしょう。
■ちびホク厚別北店(ホクノースーパー厚別北店)
住所 北海道札幌市厚別区厚別北2条3丁目1−1
※2018年11月30日閉店
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