「西友がドン・キホーテになる?」というウワサを耳にしますが、本当なのでしょうか。様々な憶測が飛び交う中、これまでの経緯を整理してみました。
スポンサーリンク
2002年に米国ウォルマート傘下となった西友
旧セゾングループで全国に335店舗を有するスーパーマーケットチェーン「西友」は、バブル期のファイナンス事業の失敗などで苦境に陥っていた2002年、アメリカ合衆国に本部を置く世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」と包括的業務・資本提携を結び、2008年には完全子会社化されました。
<西友公式ツイッターより近況>
㊗️10月18日 #SEIYU 3店舗が #リニューアルOPEN!㊗️
“生まれ変わりました!毎日安い西友です。”
鮮度・安さ・おいしさには自信があります🐟🍴🍏皆さまのお越しを心よりお待ちしております😆
上:#サニー長尾店
右下:#西友伊那竜東店
左下:#西友堺福田店 pic.twitter.com/n0Bvn5tXYA— 西友 Seiyu (@Seiyu_Japan) 2018年10月18日
ウォルマートが西友売却の方針と報じられる
2018年7月「ウォルマートが日本市場から撤退する」と報じられました。報道では、思うような業績を上げることができなかったことがその要因とされました。
このことで、イオンやセブン&アイHDを含む大規模なスーパーマーケット再編が起こるのではと大きな話題となりました。
ドン・キホーテが事実上の名乗り?
「ウォルマートの西友売却報道」を受け、8月に入ると「ドン・キホーテ」が「西友」を買収するのではと報じられました。
これは、「ドン・キホーテホールディングス」の大原社長が8月13日の事業説明会で「興味はある」と述べ「ウォルマートが本当に売却するのであれば細かく精査したい」と発言したため、これが、事実上名乗りを上げたと受け取られたものです。
<ツイッターより>
ドンキHD社長、西友買収に「興味ある」と表明 店舗立地が魅力https://t.co/zBD8P2mm5Q
— LINE NEWS (@news_line_me) 2018年8月13日
当の「ウォルマート」は売却を否定
一方、当のウォルマートは、2018年8月には、楽天と共同でネットスーパー専用サイト「楽天西友ネットスーパー」もスタートさせるなど、事業継続の構え。
ウォルマート・ジャパン・ホールディングス、西友トップのミッチェル・スレープ氏は、11月1日付け配信の「東洋経済オンライン」の記事の中で、取材に対し、より高いサービスを提供するために、今後も投資を続けている」と述べています。
地域に愛されてきた「西友厚別店」
「西友厚別店」は、2000年12月15日オープン、床面積13,934平方メートル。厚別西エリアでは、「トライアル厚別」や「業務スーパー」などの激安店とは差別化された落ち着きのある大型小売店として、地域の消費を支えています。
今後、どのような展開が待っているのか、消費者ばかりでなく、働く人たちにとっても不安な日々となりそうです。
■西友厚別店
住所 北海道札幌市厚別区厚別西4条6丁目700−126
アクセスマップ・地図
スポンサーリンク
コメント