(2018.09.19記)
2018年9月6日の未明に発生した北海道胆振東部地震の影響で、全道的に停電となり、また物流が滞ったことも合わせ、食事もままならない状況となりました。
そんな中、なんとか住民生活の助けになろうと、奮闘したお店がありました。
すすきのの風俗店「すすきの看護学院」では、水道とガスは通じていたため、被災者向けにお風呂を500円で提供。7日昼から8日朝にかけ、約70人が来店し、中には公衆浴場を利用しづらい性的少数者の姿もあったといいます。
もちろん、厚別区内でも、地元密着の店舗が地域住民の生活を支援する姿が見られました。
カラオケ・ピロスの炊き出しと休憩スペース開放
<9月6日、カラオケピロスのツイッターより>
カラオケピロス
営業はしていませんが
18:15現在
・雑炊有ります
・トイレ使用出来ます
・水道使えます照明や電気が心許ないですが
それでも1人より2人という方
ピロスの6号室開放しています。ブランケット等も有りますので
よければいらして下さい。#厚別 #新札幌 #地震 #非難— 新札幌の駅前カラオケ・ピロス (@karaoke_piros) 2018年9月6日
水道やガスが使えたことから、無料で炊き出しを行うとともに、カラオケルームを休憩室として開放していたようです。
<9月7日、カラオケピロスのツイッターより>
ピロスで炊き出し中です。
雑炊やサラダを
無料提供しております。
携帯の充電もできます。カラオケはできませんが
本日7日は23時頃まで
お店を開放しておきます。一人で不安な方など
いつでもお立ち寄り下さい。 pic.twitter.com/V7oR1EbKIn— 新札幌の駅前カラオケ・ピロス (@karaoke_piros) 2018年9月7日
つづき
このあと17時30分頃から
ピロスで炊き出しやります。携帯の充電もできますし
お菓子も置いてあります。カラオケ営業はできませんが
本日23時頃までは
このままお店を開放してます。どなたでもお立ち寄りください。#厚別 #新札幌 #炊き出し#携帯充電 #スマホ充電 #ピロス pic.twitter.com/DUmkJAFFmw
— 新札幌の駅前カラオケ・ピロス (@karaoke_piros) 2018年9月7日
カラオケ店としての営業ができない中、地域の人たちの拠り所として店舗を開放していたことなどが、Yahooニュースでも配信され多くの人たちが知ることになりました。
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定食とお弁当の店「中ちゃん」無料サービス
<9月6日、定食とお弁当の店 中ちゃんを訪れた人のツイート>
厚別区あったかいです?????? pic.twitter.com/BzGm1ZfdAf
— ちぇみちぇみ (@narachie) 2018年9月6日
詳細は、不明ですが、調理済みのお惣菜などを無料で配っていたようです。
ホテルエミシア札幌では宿泊者以外の住民も支援
<9月7日、ホテルエミシア札幌のツイッターより>
ホテルエミシア札幌では、道内全域で停電が発生していることを受け、飲料水の無料提供、携帯電話の無料充電を実施しています。
ご宿泊のお客様以外のご利用も承りますので、ぜひご利用ください。●提供時間 7:00?22:00
※水を入れる容器・充電ケーブルはご持参ください#北海道地震停電 #厚別区 pic.twitter.com/tWme5xx5vT
— 【公式】ホテルエミシア札幌 (@Hotel_emisia_sp) 2018年9月7日
地震があった9月6日、サッカーの日本代表は厚別公園競技場で行われる試合のため、ホテルエミシア札幌に宿泊していました。
同行していた記者によると、停電後、すぐに自家発電がはじまり、ロビー脇では宿泊者以外にも携帯電話の充電用にコンセントを解放。夕方からは炊き出しでカレーなどを無料で提供していたとのこと。
地域住民の話によると、宿泊者ではない周辺住民にもおにぎりを提供していたとか。
サッカー日本代表が新札幌周辺で体調管理
なお、この日、試合が無くなった選手たちが、新札幌周辺を歩いている様子が目撃されています。
新札幌駅を日本代表が徘徊しているレア画像 pic.twitter.com/RN0oKxH2Gx
— けーずい/あくる (@kzui1) 2018年9月6日
ホテルの周辺のスペースを活用して、軽いストレッチなどを行っていたと思われます。
日本代表、新札幌にいるのね
青少年科学館前の広場だ pic.twitter.com/ONxqtSM2xj— JUDD (@JUDDTEK) 2018年9月6日
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工夫して品ぞろえを確保したスーパーマーケット
イオン新さっぽろ店
イオン新さっぽろ店では、寿司ネタが手配できなかったためか、“シャリのみのお寿司”が登場。
新札幌イオンで物流の滞りによりシャリのみが爆誕、ネタが届かない模様 pic.twitter.com/sDgHXIGqSU
— イトウ(n) (@ak_nu_ak) 2018年9月9日
大手コンビニチェーンでは、全ての食材が揃わないために、弁当が作れないというジレンマがありました。
「そばはあっても、ネギがない。弁当の素材はあっても、漬物がない。そうすると『ざるそば』や『幕の内弁当』という商品は作ることができない」という事情があったようです。
このような中、スーパーの各店舗で独自に作っているお惣菜類は、状況に合わせて臨機応変に対応できたのですね。
ホクノースーパー
厚別区内に6店舗を展開している地元密着スーパーの「ホクノースーパー」では、地震当日の9月6日に物資搬入が目撃されており、地震後も比較的品揃えが良かったとのクチコミがありました。
北海道胆振東部地震
朝、自身が把握したところだけ連ガソリンスタンドは南郷通り沿い、マックスバリュ(もみじ台中学向かい)の隣が給油できるみたいですが、開店前から行列ありです。スーパーは新札幌駅向かいのホクノースーパーが物資搬入行っており、恐らく営業すると思われます(開店時間不明)— どかーーん (@rebels17_13) 2018年9月6日
筆者も9月8日にホクノースーパー中央店(もみじ台)に行きましたが、次々と揚げ物が出来上がりお惣菜は充実していました。おそらく生モノの鮮度が下がる前にどんどん調理していったものと思われます。また、ネタが玉子だけのお寿司が大量にありました。
玄関先には、ホクノーの社員さんなのか取引業者の人たちなのか、スーツ姿の関係者の姿があり、一人ひとりに頭を下げてカゴを手渡していました。
ホクノースーパー、普通に肉も野菜も売ってて人も少なくて最高と嫁娘が絶賛しとる。
— ひろ (@hiropon0831) 2018年9月7日
札幌市内。イオンは開店しているが肉・魚は買えず。地元地域系のスーパーならと思い距離はあれど足を伸ばすと豚バラや解凍鶏肉、解凍の魚類が。場所は厚別区のホクノースーパー。#札幌 #北海道地震 pic.twitter.com/Ue8jYpX06A
— Indra (@blue333bird) 2018年9月8日
「それぞれの経営戦略でしょ?」なんて言葉で片付けることは簡単ですが、それぞれの店主や社員さんたちも被災している中、企業に課せられた社会的役割を感じて、助け合いの精神で、地域住民に対して様ざまな助けの手を差し伸べてくださったのだと思います。
こんな素晴らしい日本、北海道、札幌、そして厚別区。これまでの通常生活に戻ってからも、これらの出来事を忘れずに生きていきましょう。
その他
情報を見つけた都度、追記していきますので、項目を「その他」とさせていただきます。
<2018.09.20追記>レバンガ北海道の選手らが9月8日、チーム事務所に近い札幌市厚別区のパチンコ店前でカレーライスの炊き出し。
【動画】カレーライス500人分を炊き出し レバンガ北海道「復興に協力したい」 | バスケットボールキング https://t.co/lrQKOeauRn レバンガ北海道の選手らが9月8日、北海道胆振東部地震の被災地への支援活動を行った。レバンガは、チーム事務所に近い札幌市厚別区のパチンコ店前でカレーライスの炊き… pic.twitter.com/n9bawoj7ac
— カレーニュース& 食べログ (@CurryTabelog) 2018年9月19日
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