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全道に広がる市民発の「節電大作戦」_「えべつセカンドプロジェクト」が呼びかけ【北海道】

10事故・火災・災害・防災
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北海道江別市のまちづくり活動団体「えべつセカンドプロジェクト」がはじめた節電キャンペーンが全道に波及し話題となっています。

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市民生活が揺らいだ大規模停電

2018年9月6日早朝に発生した北海道胆振東部地震。私たちは、地震直後からの全道的な停電により、市民生活が大きく揺らぎ、医療現場や産業などに深刻な影響が及んだことを目の当たりにしましした。

停電が回復した直後から、経産省などが節電を呼び掛けはじめました。

地震により損傷を受け停止したままの発電所を補うべく、残っている道内の発電所をフル稼働させてもなお、電力需要を賄うことができないというのです。

「節電大作戦」スタート

震災後の道内電力事情を知った「えべつセカンドプロジェクト」では、「えべつ節電大作戦」として9月9日から節電の呼びかけをスタートさせました。

しかし、全道的な取り組みとして広げていかなければ、再び停電となる可能性があることから、デザインを担当したヤマザキケイタロウ氏は、次々と市外の関係者に働きかけたのです。

23のエリアに広がった

エリアも官民も問わず心を一つにできるよう、共通のデザインを使って各エリアごとのロゴマークを作り、節電を呼び掛けました。

「停電を経験したぼくらだからこそ、北海道のためにできること」というキャッチコピーで、節電がまさに自分事であることを北海道に住む私たちに訴えかけています。

9月12日現在、23のエリアの団体などが賛同し節電の取組が確実に浸透しつつあります。

当ブログのTwitterアカウントおよびFacebookページでも、この取り組みに賛同し、呼びかけを開始しています。

私たちは節電から何を得るか

今は、“再び停電にならないための”節電かもしれません。

しかし、ふりかえると、次々と木々を倒し池を埋め川をせき止め原っぱをコンクリートジャングルに変貌させ、化石燃料を使いたい放題にしてきた私たちの営みは、今、マザーアースの怒りに触れ、切実な岐路に立たされています。

今回の節電の取組は、私たちのライフスタイルを見直す良いきっかけです。

これまでも各方面で環境に配慮した取り組みはもちろん行われており、私たちの環境意識も高まってきていると思われていましたが、ある意味ブームに乗っているだけのような実感が伴わないものだったかもしれません。

今こそ、私たちは、大切な子や孫の世代へ、住みよい地球を引き継いでいくための自覚をもって行動すべきなのでしょう。

決して単なる我慢ではなく、心に潤いを運んでくるライフスタイルとして、低炭素社会を実現させていくきっかけとして、今回の「節電」を考えたいものです。

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北海道胆振東部地震と停電について

2018年9月6日早朝に発生した北海道胆振東部地震は、厚別区内では震度5弱、隣の江別市内では震度5強という大きな揺れを観測し、直後に起きた全道的な停電が市民生活に大きな影響を及ぼしました。

北海道の電力需要全体のおよそ半分を賄っていたいた苫東厚真発電所の復旧に時間がかかることから、北海道電力では、水力発電や老朽化した火力発電所、さらには小規模自家発電を行っている事業者の協力も得て、フル稼働で電力を確保しています。

しかし、地震前日の電力需要のピークとなる380万キロワットには及ばないことから、北海道電力では、道民や企業などに通常の2割の節電を呼び掛けています。

需要が供給量を上回るなど、需給バランスが崩れた際には再び停電になる可能性があります。

9月の平日では、電力需要が増加するのは8時30分~20時30分の間で、この時間帯を「節電コア時間帯」といいます。

この時間帯に、電力供給がパンクするかしないか、が大事なことなのです。

家庭における消費電力で最も大きいのは「照明」で、家庭の全消費電力の約19%を占めています。続いて冷蔵庫、テレビ、電気ポット、洗濯機などが続きます。

家庭での節電のポイントとしては次のようなことがあげられます。

家庭での節電のポイント

  • 夜は家族一緒の部屋で過ごして照明を節約する
  • 炊飯はタイマーをセットして早朝に炊き上がるようにする
  • テレビは省エネモードにしたり不要な時は主電源を落とす
  • 温水洗浄便座のヒーターを消す
  • 使っていない家電のコンセントは抜く

各事業所もいっそうの努力を

事業所は、照明、空調、OA機器、生産設備など家庭以上に多量の電気を消費しています。

オフィスでは、照明を間引きしたり、店舗ではネオンを消したり、冷房温度を下げたりなどの取り組みが必要です。

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