もみじ台の中核ゾーン「もみじ台ショッピングセンター」のすぐ向かいにある「熊の沢公園」は、自然林を生かした約7.5ヘクタール。
もみじ台通りから見ても分かるように小高い丘になっています。
団地造成とともに良好な自然を保存
「もみじ台団地」の造成が始まったのが1968年(昭和43年)、翌1969年(昭和44年)に札幌市が「もみじ台団地」の用地としてこの土地を買収しました。
周辺の住宅地と調和したこの土地の森は、1976年(昭和51年)に「熊の沢公園」として生まれ変わり、多様な植物が茂る自然を守ってきました。
新札幌から徒歩30分~緑あふれる行程
「熊の沢公園」には40台分の駐車場があります。新札幌駅からは10分以内で到着します。
徒歩では、新札幌エリアから30分くらい。ピクニックにはちょうど良いでしょうか。
野津幌側緑地に沿って歩き、「もみじの森小学校」のあたりからもみじ台エリアに入るのが筆者オススメのコースです。
小高い丘からホテルエミシアが見える
新札幌から来るときに通ってきた小学校や、出発点近くのホテルエミシアなどが展望できます。
広大な「芝生広場」
駐車場は、上の案内図面では、左端の下の角に位置しています。
広大な「芝生広場」はスロープになっていて冬場は子どものソリ遊びなどでにぎわいます。
「芝生広場」の丘の頂上には、木枠で囲まれたベンチがあり広々とした景色を展望しながら休憩するのに最適。
ホクノースーパーがすぐ近くで万が一の時も安心
この木枠で囲まれたベンチの向こう側は、「もみじ台通り」となっており、向かいに「もみじ台ショッピングセンター(核テナントは、「ホクノースーパー中央店」)」があります。
多様な植生の森
遊歩道を歩いて森の方に行ってみましょう。
もともとあった森をそのまま利用して作られている公園なので、様々な植生が見られます。
地域の人たちが大切に守っています。ゴミのポイ捨てなどもってのほかですよ。
セミの鳴き声が心地いい。どこかにクワガタもいるのかな。
石で作られた階段は、時を経て風格が増しています。森を抜けると、このあと先の案内看板では右側のゾーンに入ります。
湿地帯には春はミズバショウも
このあたりは湿地帯となっています。春にはミズバショウの花が見られるそうです。
宅地化・都市化が進む中で湿地帯は貴重な自然ですね。
東屋には、周辺よりちょっとだけ涼やかな風が漂っています。
人間との共生を目指して
しかし、ここは、住宅街のど真ん中に残された孤島のような森。流れてくる水は、清流とは程遠いものになっています。人間の営みがどれだけ自然に影響を与えているのか改めて考えさせられます。
そんな孤島のような森でも、植物たちはたくましく命を繋いでいるのです。
自然は、生態系が孤立しないように、どこかの大きな自然と繋がっていなくてはならないという考え方があります。これを「緑の回廊(コリドー)」と呼び、林野庁の森林管理上もこれが意識されています。
もみじ台の近くには広大な「道立自然公園野幌森林公園」があります。生き物たちは、いつかこの大自然と繋がりたいと思っているかもしれません。
そんな示唆を残しながらも、木々はしっかりとこの地に根を張っています。
ご近所ピクニックは、車でも徒歩でも
駐車場は夜には施錠されますのでお気をつけて。
ぜひ、お弁当を携えて「熊ノ沢公園」へ「ご近所ピクニック」にお越しください。
熊ノ沢公園の住所・マップなど
■熊の沢公園
住所 北海道札幌市厚別区もみじ台西6丁目
公式情報(札幌市公園検索システム)
アクセスマップ・地図
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