解体論が取りざたされている北海道百年記念塔ですが、様ざまな場所で、この百年記念塔を模したモニュメントなどがあります。
今回は、「記念塔病院」のモニュメントを訪ねてみました。
スポンサーリンク
「北海道百年記念塔」と「記念塔病院」
記念塔病院は昭和57年開設、北海道百年記念塔の完成が昭和46年ですから、百年記念塔の存在がまだまだ新鮮だったころですね。
「記念塔病院」という名前が示す通り、北海道百年記念塔が由来となっていことは容易に想像できます。
正面駐車場側からは確認できませんでしたが、病室の窓からは北海道百年記念塔が望めるはず。
国道12号入口にある“記念塔風の看板”
「記念塔病院」は厚別区厚別東の国道12号沿いにあります。国道12号沿いにある看板は、まさに「北海道百年記念塔」のデザインを流用したものです。
管板上部の両端のでっぱりが「記念塔」そのものですね。
煙突かモニュメントか
病院の建物左側には病院本体にくっついた塔が建っています。これは煙突でしょうか、それとも端にモニュメントなのでしょうか?
近づいて角度を変えて見ると上部のデザインが明らかに“北海道百年記念塔風”ですね。
北海道百年記念塔の解体論とは
北海道百年記念塔は、1970年(昭和45年)に北海道百年記念事業の一環として建てられたもの。高さは100年にちなみ100mあり、どこからでも見えることから、厚別区のシンボル的存在ですね。
その百年記念塔に解体論が浮上しています。以前は塔の内部の展望台まで人が入ることができましたが、現在は立ち入り禁止。老朽化が進み外壁が剥がれ落ちるなど危険な状態なのです。
これまで維持管理費として毎年数百万円、大規模修繕をあわせると約9億円かけて維持されていますが、今後も維持し続けようとすると、あっという間に数十億円がかかってしまうらしいです。
右肩上がりの経済成長期に、様々な施設を作り続けてきましたが、既に巨大なハコモノを作る時代ではなくなっています。北海道150年を契機に、この百年記念施設の在り方が検討されているということです。
【関連記事】
「記念塔病院」住所・マップなど
■記念塔病院
住所 北海道札幌市厚別区厚別東4条3丁目3-6
電話 011-898-1521
診療科 内科、消化器内科、循環器内科、外科、皮ふ科、リハビリテーション科
アクセスマップ・地図
スポンサーリンク
コメント