フジテレビ系列の人気テレビ番組「世界の何だコレ!?ミステリー」に登場しそうなスポットが厚別区内にもありました!
それが「ホクノー園」です。もみじ台地区にお住まいの方ならご存知でしょうか。恥ずかしながら筆者は、今回初めて知りまして、少々調べたのですが、詳細が分かる情報にはたどり着けませんでした。
まさに「何だコレ!?ミステリー」です。この記事では、「ホクノー園」の真実に迫ってみます。
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「ホクノー園入口」の看板と閉鎖されたゲート
筆者と「ホクノー園」の出会いは、2018年のゴールデンウィークのことでした。
近づいてみると「ホクノー園入り口」との表示。
厚別区内で6店舗を展開している「ホクノースーパー」の関連施設であることは容易に想像がつきますが、これまでこのような場所があるなんて公式サイトでも見たことがありませんでした。
車両は入れないように鎖がかかっていますが、左横には人が通れるように通路になっています。
降りていきましょう。どこまで行けば何があるのか分からないので、不安です。
ゆるいカーブを曲がると何やら見えてきました。「ホクノー園」です。
門は鉄の扉で閉鎖されています。そして周囲の看板は、すでに文字が読めないほどに老朽化しており、現在は、使われていないことが容易に解ります。
入り口付近から見える範囲では、日本庭園風で、小道が張り巡らされているようです。2階建ての建造物も見えます。
ネット上にある「ホクノー園」の情報
・厚別区公式サイト
厚別区役所公式サイトの中「厚別区の見所“あつべつ見聞録”」というページには、「澄丘神社・ホクノー園の庭園」という見出しが残っていますが、リンクをクリックすると澄丘神社についての説明しかなく、おそらく、もともと掲載してあった「ホクノー園の庭園」についての記述が削除されたのでしょう。
・個人ブログより
●2010年ホクノースーパー園(日本庭園貸切)で水着モデル撮影会
以上の中で、最新の記事は、2014年9月。このときまで一般開放されていたのか、それとも閉鎖後に特別に借り上げたのか、詳細は不明です。
また、2011年から発行されている「もみじ台通信」に掲載されているイラストマップにも当初から「ホクノー園」は載っていませんでした。このときすでに閉鎖に向けた動きが進んでいたのかもしれませんね。
ホクノースーパーの公式Facebookでは、2012年5月11日の投稿を最後に「ホクノー園」に関する記述は見当たりません。
ところが、2015年の日付けで、下記のようなブログ記事を見つけました。
●2015年10月18日 | 日記
もみじ台にある「ホクノー園」へ行ったら、開園が13:00からということで、早く着きすぎて入れず(^^;
「開園が13時」という不自然な設定から推測すると、この時に、管理人さんの配置がフルタイムではなく、限定された時間帯だったのかもしれません。
看板の文字を解読
既にほとんど読めない状態ですが、なんとか看板の文字を読んでみましょう。
1.このホクノー園は、いつもホクノースーパーでお買物をして頂くお客様は無料で入園できます。
2.入園は、子供たちは管理出来ませんので、ご両親又は兄姉ご同伴で入園させる様お願い致します。
3.入園は5月1日から10月25日までで、入園者は入園〇〇〇、〇〇、等記入願います。
4.入園日は毎週土〇〇〇〇〇〇時から〇時まで、雨天の日は休園致します
5.園内は花、植物、石、物件等に損失を与えないで下さい。もし損失を〇〇場合には賠償をしていただきます。
6.ホクノースーパー利用者以外の方については、団体申込を受付け致します
7.紙くず、空かん類等は指定場所に捨てるかお持ち帰り願います
TEL 897-2012
以上
電話番号は株式会社ホクノーの代表電話ですね。これは、尋ねてみるしかありません。
とにかく、この看板の記述から、「ホクノー園」が顧客サービスのための無料施設だったことが分かりました。
(株)ホクノーに電話してみた
さっそく看板に書かれていた番号に電話してみました。
スーパーマーケットらしく元気の良い事務員さんと思われる女性が出て「3年ほど前から使われていないこと」、「以前は管理人を配置していたこと」を教えていただきました。
土地は、株式会社ホクノーで所有しているとのことですが、活用の予定は今のところ無いようです。
中小地場スーパーが存亡をかけて苦戦している時代に、社会貢献のあり方も変化しているようですね。
【参考記事】
●2017年11月15日
2017.11.21放送「ガイアの夜明け」でホクノースーパーの健康ステーションなどの取り組みが紹介されます【札幌市厚別区】
閉鎖されているゲート内には侵入しないでください
現在まで分かっている「ホクノー園」に関する情報は以上です。昔に利用したことのある人の話を聞くと、日常の散歩の延長で入園したことがある、と言っており、身近な存在だったようです。
しかし、現在は、廃墟寸前の状態であり、いつか誰かが「ホクノー園」に遭遇して「何だコレ!?」と思ったときに、情報にたどり着けるよう、ここに記録するとともに、今後も様子に変化があったときにはリポートしたいと思います。
なお、「ホクノー園」は、株式会社ホクノーが管理する私有地であり、許可なく立ち入ることは許されませんので、閉鎖されているゲートの内側には絶対に侵入しないでください。
Googleマップより航空写真
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