札幌市厚別区の「名水ラーメン」では、塩ラーメンを、さらりと“大盛”で注文するのが粋なんです。
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大盛で注文するのには訳がある
厚別ラーメン界の名店にして老舗の「名水ラーメン」、食べログ評価[3.48]をたたき出し、中でも塩ラーメン(750円)は絶品と評判です。
ある土曜日のお昼時、7席しかない小さなカウンターは満席で、店の外には、順番待ちの人の姿がありました。
さて、筆者の順番が巡ってきました。本日は、迷わず「塩ラーメン大盛で、モヤシも大盛でお願いします」。
今回、大盛にしたのには、理由があります。実は、昨年の今頃、感銘を受けた出来事があったのです。
女性がさらりと「大盛」を注文できる空気
それは、今日のような土曜日のお昼時のことでした。
筆者がカウンターに座ってラーメンを待っていると、後から来店した中年女性が席に座るなり「塩ラーメン大盛でお願いします。」と、さらりと注文したのです。
「粋だなあ」
まるで、昼間の蕎麦屋さんで日本酒を注文するような感覚でしょうか。
中には「女性がラーメンを大盛なんて・・・」と思う人もいることでしょう。(筆者は、モリモリたくさん食べる女性は好感が持てると思っていますが)
しかし、ここ「名水ラーメン」の塩ラーメンなら、すっきりとしたスープで、大盛の麺もさらりと食べられます。
「え?大盛ぃ?」という世間の好機の視線が、ここ「名水ラーメン」では、逆に「粋だなあ」に変わってしまう場所なのです。
塩ラーメン750円+麺大盛150円+もやし大盛100円の成果
「名水ラーメン」の麺は、一般的な札幌ラーメンよりも低加水の中太麺で縮れ度は緩や。一柳製麺から供給を受けています。スープの美味しさはもとより、大盛でも最後まで飽きずに食べられるのは、この麺によるところも大きいと思います。
羊蹄山から湧き出る名水を使ったというスープが、このお店の一番の自慢。こんなに透明度が高いのに深い味わい。
強火で炒めたモヤシは、超シャキシャキです。
流行っているラーメン店の多くでは、チャーシューは脂分多めのトロトロが主流ですが、「名水ラーメン」のチャーシューは昔ながらの固めのヤツ。しょっぱめの味付けがラーメンにとてもよく合います。この手のチャーシューが減少したのは何故でしょう?
メンマは、まあ、普通です。
最後に、もう一度、大盛の麺をご覧いただきましょう。12月はやっぱり「名水ラーメン」ですなあ。そして、「塩ラーメン、麺大盛で」と、さらりと注文しましょう。
【注意】
・カウンター7席の小さく狭いお店です。新型コロナウイルス感染防止の観点から、食べるとき以外はマスクをし、食事中の会話は最小限にとどめ、食べ終わったら外で待っている人にすみやかに席を譲りましょう。
・食べ終わったどんぶりは、ご自分でカウンターの上に上げてください(店主が回り込んで回収するスペースがないため)
・お水はセルフサービスとなっています。
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名水ラーメン厚別店の住所・営業時間など
■名水ラーメン 厚別店
住所 北海道札幌市厚別区厚別中央三条4-5-1
電話 011-894-2628
営業時間 11:00~23:30 ※土曜日は0:30頃まで
定休日 水曜日
座席 カウンターのみ7席
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